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2010年1月 5日 (火)

S・スマイルズ 自助論―どれだけやれるか! (単行本) 竹内 均 (翻訳) ★★★★★

昨年スマイルズの『自助論』の最初の一部を朗読したCDを、やる気が起こらない時に繰り返し聞いていました。
『天は自ら助くる者を助く』から始まる第1章『自助の精神』だけで2倍速で聞いて25分ほどありました。でも全部で10章あるのですね。

正月前に本棚に既に読んだ本も含めて30冊ほど並べてみました。この『自助論』は正月前に所々読んでいたいて、箴言が書いていると思って付箋をいくつか挟んではいたのですがその時はあまり印象には残りませんでした。正月三が日が過ぎて、寒くなったせいでしょうか、良い習慣通りに行動しようとしてもなかなか体が動かずに気分が塞ぎ込みがちになっていたときに再びこの本を手に取ってみました。

訳者の竹内氏が後書きで書いているように、「天は自助の心を持った人を助ける」とは矛盾があると思っていましたが、それは真実であり、初めからあまり突っ込んで考えすぎない方がいいのでしょう。自助の精神を持った人は人を引き付ける何らかのエトスがあるのでしょう。それは法則として受け止め、その法則を使いこなすことでしょう。

多くの偉人を例に挙げて、時間の使い方、よい習慣を身につける大切さ、といった今の私の課題についても書かれていて参考にしたい点です。デール・カーネギーの『道は開ける』のCDとともに昨年はこの『自助論』のCDも繰り返し聞いていました。カーネギーの本はハードカバーで持っているのですが実はあまり読んでおらずCDの方が手軽なのでそちらの方ばかり聞いていました。今読んでいる『自助論』はソフトカバーで手に取りやすさとしてはこちらの方が読みやすく今感じます。単なる本の装丁の違いなのですが。今の私の気分からして、文庫本のような軽くて読みやすい本が向いているのかもしれません。

カーネギーは悩みの心構えについての本で、気力の落ち込み具合から言えばこちらの方から読み始めるべきでしょう。『自助論』は同じくカーネギーの『人を動かす』の方が近いのかもしれません。どちらを読むにしても修身についての箴言に触れることでしょう。

今この本の中で印象に残ったことを1つあげるとすると、ここです。

大切なのは知力を高め、有意義な人生を送れるよう努めることだ。そこでは、知識の量より知識を得る目的の方がはるかに重要である。(p170)

大切なのは、プロセスなのでしょう。もちろん結果は大切なのですが、なりふりかまわずといったやり方でなく、ロゴス・パトス・エトスといったバランスの良い法則でなのでしょう。


 
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